「ねぇ、琴絵!! 琴絵はやっぱり あの高校行くんでしょ?」 「えっ? どこ?」 「何言ってんのよ!! 吉岡先輩のっ」 夷月が卒業して 6ヵ月ほどが経っていた 時期はもう秋で 本格的にあたしたちも 受験勉強をしなければ いけなくなってた 「でもそれなら結構 前から勉強しないと あそこ偏差値高い よねっ」 「いや、行くわけないよ~」