2月9日。
私はバレンタインデーの日に君にチョコを渡すのが嫌だったからこの日に渡した。
ディズニーランドで買ったストロベリーのチョコに手紙とペアボールペンを添えて。
その手紙というのは君を感動させて泣かせるという目的で書いたものだった。
一生懸命、国語力のないこの頭を使って書いた。
泣けるようなことを思い出しながら日ごろの感謝を込めて。
だから帰りにチョコを渡してから泣いてくれるだろうという期待感で胸がいっぱいだった。
その日の午後7時ちょうどにメールが来た。
君からだった。
「じゃあオレから言わせてもらってもいいかな・・・好きだよ」
・・・・・・・・・
言葉を失った。頭が真っ白になった。なんでか分からないけど手紙を渡した自分を責めた。
その言葉は今、メールで言ってほしくなかった。
その日から2日経った、2月11日の夜に君からメールが来た。
明日話したいことがあるからいつもより早く学校に来れるか、と言う内容だった。
私はなんとなく嫌な予感がしたけど早く行くことにした。
翌日の2月12日。
2階の理科室前に君がいた。
「すぐ終わるから」
と緊張しながら言ってきた。
私はうつむいたまま眠そうにしていたら君は眠そうだね、と笑った。
笑って欲しくなかった。ていうか笑顔を見たくなかった。
だってあまりにも不自然だったから。緊張で引きつってたから。
君は普通の顔に戻ってから言った。
「いろいろ考えた結果、メールじゃ伝わらないかなと思って」
「えぇ・・・」
咄嗟に出た言葉だった。
異様に拒絶する私を見て君は悲しそうに今日はしないから、と言った。
「2月は無理」
私はもうこの場を脱出したかった。ただでさえ理科室なんて好きじゃないのに。
もう息苦しすぎて死んでしまいそうな空間だった。
「分かった。だけどこれは貰って」
君が差し出したのは皮肉にも私の好きなリトルマイキーを抱いているマイクのぬいぐるみだった。
一応それだけは受け取ってため息をついた。
すれ違う瞬間、君の横顔を見たけどやっぱり悲しい顔をしているね。
私が悲しくさせたんだよね・・・
そう思いながらマイクのぬいぐるみを持って教室へと駆けていった。
私はバレンタインデーの日に君にチョコを渡すのが嫌だったからこの日に渡した。
ディズニーランドで買ったストロベリーのチョコに手紙とペアボールペンを添えて。
その手紙というのは君を感動させて泣かせるという目的で書いたものだった。
一生懸命、国語力のないこの頭を使って書いた。
泣けるようなことを思い出しながら日ごろの感謝を込めて。
だから帰りにチョコを渡してから泣いてくれるだろうという期待感で胸がいっぱいだった。
その日の午後7時ちょうどにメールが来た。
君からだった。
「じゃあオレから言わせてもらってもいいかな・・・好きだよ」
・・・・・・・・・
言葉を失った。頭が真っ白になった。なんでか分からないけど手紙を渡した自分を責めた。
その言葉は今、メールで言ってほしくなかった。
その日から2日経った、2月11日の夜に君からメールが来た。
明日話したいことがあるからいつもより早く学校に来れるか、と言う内容だった。
私はなんとなく嫌な予感がしたけど早く行くことにした。
翌日の2月12日。
2階の理科室前に君がいた。
「すぐ終わるから」
と緊張しながら言ってきた。
私はうつむいたまま眠そうにしていたら君は眠そうだね、と笑った。
笑って欲しくなかった。ていうか笑顔を見たくなかった。
だってあまりにも不自然だったから。緊張で引きつってたから。
君は普通の顔に戻ってから言った。
「いろいろ考えた結果、メールじゃ伝わらないかなと思って」
「えぇ・・・」
咄嗟に出た言葉だった。
異様に拒絶する私を見て君は悲しそうに今日はしないから、と言った。
「2月は無理」
私はもうこの場を脱出したかった。ただでさえ理科室なんて好きじゃないのに。
もう息苦しすぎて死んでしまいそうな空間だった。
「分かった。だけどこれは貰って」
君が差し出したのは皮肉にも私の好きなリトルマイキーを抱いているマイクのぬいぐるみだった。
一応それだけは受け取ってため息をついた。
すれ違う瞬間、君の横顔を見たけどやっぱり悲しい顔をしているね。
私が悲しくさせたんだよね・・・
そう思いながらマイクのぬいぐるみを持って教室へと駆けていった。
