夢見る島

「まおん・・・。真音・・・」

どこからか、声が聞こえてくる。誰かが
僕を呼んでいる。

聞き覚えのある声。間違いない。あかり
の声だ。

この近くにあかりがいる。そう確信した
僕は、あかりの姿を見つけようと辺りを
見渡す。

「あかりー!! あかり、どこにいるん
 だ!?」

「真音、こんな所にいては駄目よ。上の
砂が全て下に落ちてしまったら、もう、
どうすることもできない。
 その時が来るまでに、ここから脱出
 するのよ」

その声は、砂時計から、聞こえてくる
ようだった。だとしたら・・。

砂時計の中に、あかりが閉じ込められて
いるに違いない。