夢見る島

いつもの席。それは、一番奥の窓際の
席だった。隅っこで、こじんまりとした
その席が僕たちの指定席だった。

待ち合わせをしても大抵は、あかりの
方が先に着いて待っていた。

しかし、それは決して僕が時間にルーズ
な人間というわけではない。僕だって
待ち合わせの5分前には到着している
のだ。20分前に来ているあかりが
早すぎる。


あかりは、絶対に遅刻したくなかった
のだろう。万全を期して早め早めの行動
を心がけているのだと思う。


あかりは完璧主義者だった。まるで一秒
一秒を正確に刻む時計であるかのように。

ふと、砂時計のことを思い出した。僕は、
ポケットの中を探り例の砂時計を取り
出てみる。