夢見る島

第6話(シロネコのパート3)


僕が物思いにふけっているうちに、入学
式の映像はいつの間にか消え、

それ以上何も起こりそうになかったので、
僕は今来た道を戻りはじめた。

ついてくる猿は一匹減っており、数えて
みると10匹である。


白い塔に戻った僕は、エレベーターの
”1”のボタンを押し、猿を各階に放つ
作業を再開する。

エレベーターが下る感覚がして、チーン
という音とともに扉が開くと、

”1”の階は予想通り、真冬のように
寒く、雪こそ降ってはいないものの、
セーラー服姿の僕はぶるっと身震いした。