舜の顔がさらに近付き、反射的にあたしは目を閉じた。 唇に柔らかい感触がおりてきた。 最初はついばむように、 やがてあたしの唇を味わうように何度も何度も舌でなぞられ、身体の芯が熱くなった。 舜の右手はあたしの髪をかきあげ、頭の後ろをしっかりと捕らえた。 あたしも両腕を舜の首に回した。 激しくなるキスの合間に、自分の甘い声が漏れるのを聞いた。 あたしはそのまま舜にソファに押し倒され、 あたし達は深く愛し合った――