「あ、あの……」

「午後までベッドで過ごそう」


秋山さんの甘い囁き声と耳にかかった熱い息にぞくりとして、あたしは手にしたお皿をそっとシンクに戻した。


「ダメ……です……」


しかし、秋山さんはあたしの首筋に唇を這わせるのをやめない。

そして、Yシャツ一枚しか身につけていないあたしは、あっという間に裸にされてしまった。


「だめじゃないだろ?」


あたしのささやかな抵抗もむなしく、縺れるように二人でベッドに倒れこんだ――