「ふっふっふ。
どんなプレイが好きなんだ?
バックから無理やりか?
それとも縛られるのが好きか?」
「それはまだ内緒。
そういうお話は、もう少し何度か通っていただいて気心知れてからじゃないと、ね」
「いや、さすが商売上手なママだ」
そう言って明るく大前さんが笑うと、本郷部長もしかたなさそうに苦笑いした。
「おい、トイレ借りるぞ」
本郷部長が席を立つと、ママさんが案内に立った。
2人の後ろ姿を目で追ってると、大前さんがあたしと水野さんに言った。
「かりんちゃん、今のうちに帰った方がいい。
水野、送ってやれ」


