「あ、チョコ嫌いだった?」
水野さんに聞かれて首を振った。
「いえ、大好きですけど」
「女の子はやけ酒より、チョコのやけ食いとかの方がいいのかなと思ってさ」
水野さんはあっけらかんとそう言った。
あたしは、顔を引きつらせた。
「やけ食い、ですか」
ちょっとドキドキしてたのに!
人の気も知らないで!!
「いや、さっきも言ったけど、これからは嫌なことがあったらやけ酒でもやけ食いでも付き合うから」
「はあ……」
あー、はいはい、そうですか。
まったく……
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