イケメン☆パーティー


よかった。

信じてくれたみたい。

あたしはほっとして、笑顔で続けた。

「これからは、もうだめだったことばかりにとらわれないで、次に向けて笑顔で頑張りますね」

水野さんも微笑んで応援してくれた。

「うん、そうだね。
まだかりんちゃんのチャレンジは始まったばかりなんだから、落ち込んでないで頑張れ。
もし憂さ晴らししたかったら、いつでも付き合うしさ」

「はい、ありがとうございます」

「よし、飲もう!」

「はい!」


その日、最後まであたしは、先輩に励まされて笑顔とやる気を取り戻した後輩を演じた。