イケメン☆パーティー


あたしが黙っていると、水野さんは表情を曇らせた。

「イブの時の話なんだけどさ」

「はい……」

「僕のこと、軽蔑した?」

あたしは、力強く首を振った。

「そんなことはないです!
水野さんは、その、なんていうか、不可抗力だったと思うし」


うん、そうだよ。

水野さんは、美沙子さんにせまられて仕方なかったんだと思う。

考えなしに流されちゃったあたしとは違う……


あたしがそう答えると、水野さんは少し元気を取り戻したようだった。

「本当?」

「はい、本当です!」