イケメン☆パーティー


あたしは、なかば水野さんに引きずられるようにして、会社のビルを出た。

どうしよう……

あたしは頭を抱えながら、水野さんに腕を引かれるままに会社近くのダイニングバーに入っていった。


お互いにカクテルを頼んだところで、水野さんが聞いてきた。

「そういえば、かりんちゃん。
応募したマンガ、2月1日が結果発表って言ってたよね。
結果はどうだった?」


あ、前に話したこと、覚えててくれたんだ。


「あ、あれ、落ちちゃいました」

「そっか、残念だったね」

「はい……」

「…………」


うー、会話が続かない。

気まずいよお。