イケメン☆パーティー


「別に『リリア』編集部に知り合いがいようがいまいが、そんなこと関係なかったんじゃないの?」

「え?」

「舜君の気を引きたくて、遊論社の雑誌に応募したんじゃないのかって言ってるのよ」

「は?どういうことですか?」


あたしは田所さんの言わんとすることがちっともわからなかった。


「だから、遊論社に応募すれば、舜君とつながりができると思ったんじゃないかって言ってんのよ」

「遊論社に応募でつながり?」


あたしが首をかしげていると、田所さんはいぶかしげな表情を見せた。

「もしかして、あなた、本当に何も知らないの?」

「何をですか?」

「舜君のことよ」