すると、舜はあたしのドレスのすそに手をかけた。 そこで、あたしは我に返った。 「や、ダメ! こんなところで……」 「じゃあ、ここじゃなきゃ、いい?」 舜はあたしの目を覗き込みながら低い声で囁いてきた。 舜、すごい色っぽい…… そんな舜の妖しい顔を見て、あたしは体の奥がうずくのを感じた。 あたしも舜が欲しい…… あたしはそっと頷いた。 「じゃ、これから俺ん家行こう」 あたしはまた、頷いた。