そのまま、耳たぶをあまがみされて、おもわず声が漏れた。 しかも、自分でも恥ずかしくなるような甘い声が…… 舜があたしを見つめてきた。 「そんな声聞かされたら、もう俺とまんねえ」 ドキン…… 舜の切ない声音に胸が高鳴る。 舜はまた唇にキスしてきた。 舌を絡めとられ、頭がぼぅっとしてくる。 舜の舌が彼の想いを伝えてきた。 熱い…… 舜…… あたし…… 舜が好き―― あたしは目を閉じ、舜のキスに応えた。