「へ?」 あたしは重いまぶたをこじ開けた。 目の前に広い胸がある。 そして、顔を上げて相手の顔を見た。 とたんに昨夜のことを思い出し、頭を抱えた。 「ああああああっ!」 慌てて離れようとしたけれど、長い腕と足ががっちりとあたしの体に巻きついていて離れられない。 ちょっとやだ、これ、どうなってるの? じたばたするあたしの動きに気づいて相手が目を覚ました。 「んん……」 あたしは諦めて動きを止めた。 相手はパッチリと目を開け、あたしを見て驚きの声をあげた。