イケメン☆パーティー


男子トイレのそばで待っていると、水野さんがよろめきながら出てきた。


「水野さん、大丈夫ですか?」

「ああ、かりんちゃん。
うーん、だいぶ飲まされたなぁ。
なんか、俺もうだめかも……」

もうほとんどまぶたがくっついている状態の水野さんに、あたしは肩を貸した。

「あの、無理しないで、部屋に戻って休まれたらいかがです?
お部屋、何号室ですか?」

しかし、水野さんはもう答えられる状態ではないようで、意味不明なことをつぶやくばかりだった。


宴会場に戻ったら、また大前さんに飲まされちゃうだろうな。

どうしようか……

あたしはしかたなく、水野さんを自分の部屋に連れて行って休ませることにした。