「ごめんな…。父さんの知り合いがお前を住み込みで働かせてくれるって言うから…」





…で、来たのがここ、伊集院家。


伊集院家は、大手のショッピングセンターをいくつも抱えている。

もちろん家は、クソでかい。



そこで初めて会ったのがこいつ。



―――――――――
「あっ、浅倉奈央です。今日からメイドとしてお世話になります…」



「ふーん、結構可愛いね。…決めた。
お前、今日から俺専属のメイドね。」



はぁぁぁぁぁぁ!?



「文句ある?」


爽やかスマイルを向けながら言った。



このムカつく野郎の名前は、伊集院拓海。


あたしの同じ年の17。

この伊集院家の息子。

めちゃめちゃムカつく奴!