雄輔は私に気付き、驚きをかくせないよう…。 「…愛…!?ここでなにしてんの?」 たつやとお姉さんも不思議そうな顔をしている。 「あ、ナツ。この子は俺の生徒なんだ。」 と、雄輔は説明を始めた。 ナツとはきっと、たつやのお姉さんの事。 本当は夏花さんっていうんだけど… なので私もたつやに 「家庭教師の先生。」 とだけ伝えた。 「へぇー!偶然だねぇ!!これ、私の弟なんだ!」 と、夏花さんが雄輔にたつやを紹介した。 たつやと雄輔は軽く挨拶をかわした。