そう言ってまた演技をして明美から離れた場所に座った。明美は何がなんだか分からなかった…

「何だっだんだ?あの人は?」

暫くして景吾は明美の隣に座りいきなり携帯を取り出して…

「携番とアド教えて」

いきなりだったから明美はスルーした…

「?????」

すると、景吾はまた明美に…


「携帯の番号とアドレス聞いてるんだよ」

明美は流石に2回もスルー出来ないから仕方なく教えた…

「番号は…で、アドレスが…」

「thank you」

明美はこの男、景吾が苦手だった…

【もう、一番苦手だよこの男】

景吾は上機嫌だった。狙っていた子の携番とアドをゲット出来たからだった。でも景吾には沢山のファンとメル友がいるって事は、まだ知らなかった…