キラキラした光を見つめながら、私達はお互いのバレンタインを報告し合った。




バレンタインのお返しの日は、バレンタインからちょうど1ヶ月先の3月14日で、『ホワイトデー』って言うらしい。



ホワイトデーの約束までしてしまった私に、孫はえらい興奮して喜んでくれた。




もうドキドキする時期は終わったと思っていた。



いつの間にか、自分が女だということを忘れていた。



恋なんて、しないと思ってた。



でも、期限なんてないんや。

それを教えてくれたのは、孫やった。



人を好きになる気持ちに年齢なんか関係ない。


いくつになっても恋をすると乙女になれるんや。