無色多彩

ー…って何考えてるんだろ…。



頬杖いていたから
手が痛い…。



気が付くと、時計の長い針が微かに動いていて…


それが、残り20分という事を教えてくれる。



それと窓ガラスの向こうの外は、さっきの空と全然違うものだった。



あんなに大きかった雲は、木を横切る様に去って行く姿が見えた…。



そしてクラス全体を見渡すと、あんなに飛び交っていた声も今となってはすごく静かだった…。




自分がどれだけ余計な事を考え、ぼーっとしていたのかがよく分かる。



あとの20分間、どうしよう…。



雲が無くなった空なんて見てもつまらないし…。


そう思っていると、あたしの頭をかすって
ノートの切れ端を破って丸めた物が机の上に落ちて来た。