‡不思議な彼は雨男



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私は話を聞き終えて確認のためレインに聞いた。

「その少女って‥」

「あぁ、雫だよ。」

「……うーん。」

思い出せないよぉ。

「覚えてたら逆に不思議さ。」

レインは私の心を読んだのかそう言った。

「…それで次の日も遊んだの?」

「いや、君が次の日の昼間に再び外に出たとき、僕は既に蒸発してしまったからね。

…僕も大分抵抗してみたんだけど‥やっぱり太陽にはかなわなかったよ。」

レインは少し寂しそうな顔でそう言った。