「ふ~」

今週も当たり前のように
土曜日がやってくる。

でも今週の土曜日は
まなちゃんとのデートがある。

携帯を開いて
1通のメールを見る。

数日前に来た
優ちゃんからのメール。
・・・

「はぁ・・・」

2人が付き合ったときは
頭が真っ白になった。
同時に後悔もした。
でも、振られてたと思う。

「だって綾乃ちゃん、
優ちゃんとことよく見てたし」

俺と喋っていても
合間合間に優ちゃんのほう見てた。

めっちゃ辛かったな~。

「遥ーーーーっ!!」
「うえっ!?」

突然耳元で大きな轟音・・・
いや、声が。

「あ・・・まなちゃん」
「もーどんだけ
呼んだと思ってんの!!」

全然聞こえなかった。

「ごっめんっ!!」

両手を合わせて必死に謝る俺。