観覧席。
華子達の横で見ていたチームが
生徒 「あーあ、なーんだ。
どんなチームかと思ってたけど」
「たいした事、ないじゃん」
「これ以上、見たって、
しょうがないよ」
「じゃあ、アップ、行こうか」
「そうだね」
他校の生徒も、次々と席を立って行く
後に残ったのは、華子達3人
ハイ・ポストの友理に、ボールが入る
友理、攻めきれず、トップへ、ボールを返す
佐紀、ボールを受けて、3点シュート
失敗
観覧席。
里香 「ちょっと、佐紀、
おかしいんじゃない?」
華子 「完全に、自分を、見失ってるわね」
歩美 「ホントだ。あの時の友理と
同じ目をしてる」
コートを走る、佐紀の目が、泳いでいる
噛み合わぬプレーに、
どうしていいか、わからず、
佐紀の頭は、パニックになっていた。