顧問 「県の、中体連の話では、
港北中学の、黒田コーチが、
練習の時、部員を叩いたそうです。
よくある話なんですが、
それを、たまたま、
PTAの役員が見ていたらしくて、
それが、表面化したようなんです。
部員や保護者は、指導の一環だから
問題ないと言ったんですが、
見られた相手が、悪かった。
表にでてしまったら、
もう、仕方ありません。
で、対外試合禁止になってしまって
港北は、県大会に出られなくなって
しまったんです」
互いに顔を見合す、佐紀達
顧問 「それで、準優勝のウチに、
代表の話が来たんですが……」
雅美が嬉しそうに、
雅美 「じゃあ、県大会に、出られるの?」
顧問 「ああ、そういうことになるな」
雅美 「やろうよ。行こうよ。県大会だよ」
佐紀 「うん、でも」
雅美 「何、何かあるの?」
佐紀 「梨沙や千奈にも、聞いてみないと」
雅美 「そんなの、やるに決まってるよ」
佐紀 「うん。そうは、思うけど」
雅美 「もう、佐紀は、
はっきりしないんだから」
顧問 「まあまあ。
確かに、あいつらの意見も、
聞いてみないとな。
まだ、返事の時間はあるから。
コーチは、どうですか?」
三田 「試合するのは、彼女達ですから。
俺は、彼女たちの決定に、
従いますよ」
顧問 「そうですか。それでは、
梨沙たちに聞いて、
答えを出すということで…。
じゃあ、佐紀、頼んだぞ」
佐紀 「はい、わかりました」
三田は、席を立つ佐紀を、呼び止め、
三田 「佐紀、今の、お前の判断は正しい。
みんなで、よく話し合って、
決めるんだぞ」
佐紀 「はい」
会議室を出て行く、佐紀達

