長い笛が鳴る
部員 「タイム・アップ」
キャプテンが、大きな声で
加奈 「体操」
クール・ダウンの、ストレッチをしながら
友理 「やっぱ、本気出したら、大学生、
強いわ」
佐紀 「歯が立たなかったね」
歩美 「でも、本気で、
当たってくれたじゃん」
華子 「負けて、こんな満足するなんて、
初めてだわ」
野村コーチが、三田の所へやって来る
野村 「少し、大人げ無かったかな」
三田 「いえ、みんな、満足してますよ。
本気で、当たって
くれたんですからね」
野村 「いいチームじゃないか」
三田 「ありがとうございます。でも、
まだ、経験が少ないですから
精神的に、脆い所があります」
野村 「そうか。じゃあ、もっと、
鍛えんとな」
三田 「今日は、いい経験に
なったと思います」
野村は、大学生を、アゴで示し
野村 「アイツらにも、
いい刺激になったと思うぞ」
野村コーチの話を聞く、佐紀達
話が終って、三田の周りに集まる、佐紀達
全員、満足した笑顔で、三田を見ている
三田 「俺から話す事は、何も無い。
この合宿で得たものは、
お前達の財産だ。
よし、着替えて来い。帰るぞ」
全員 「はいっ」

