ベンチへ帰りながら、互いに

佐紀 「ナイス・カット」

華子 「ナイス・ディフェンス」

雅美と千奈、ハイ・タッチ

笑顔で迎える、三田。

梨沙が、佐紀の所へ来て、

梨沙 「凄いじゃん」

佐紀 「いや、必死だよ」

歩美 「でも、凄いじゃん」



審判の笛が鳴る

   「1分前」


野村が、渋い顔でやって来る

野村 「三田君、すまんが、
    ドリブル無しは、ヤメだ。
    普通に、やらせてもらうぞ」

三田 「はい、判りました」

佐紀達に向き直り

三田 「お前ら、あいつらを、
    本気モードにさせたぞ。

    お前たちを認めたという事だ。
    当たりが厳しくなるぞ」

佐紀 「いい、逃げちゃ、ダメだよ」

華子 「そうこなくっちゃ」

佐紀 「頑張って行こう。
    イチ、ニッ、サン」

全員 「ファイ」



コートに出ると、審判が、交代している

審判をしていた、
キャプテンとセンターは、
選手として、コートに立っている

歩美 「おっとぉ、マジかよ」