佐紀たちは、車に乗り込む

康子 「三田さんは、私の車に」

三田 「おっ、すまんな」



先の車は、男バスのキャプテンが、
運転していた

岸本 「コーチの練習は、どうだ?
    厳しいのかな?」

佐紀 「ええ。でも、丁寧に、
    教えてくれます」

岸本 「へー、それは、それは。

    三田さん、昔、鬼の三田で、
    有名だったんだぜ」

千奈 「そうなんですか?」

岸本 「怒る時、こんな顔して、
    怒ってなかったかな」

岸本は手で、角を作ってみせる

友理 「そんなん、なかったわ、なあ」

岸本 「おっ、君は、関西か?」

友理 「はい」

岸本 「後ろの車の、西田も、大阪出身だ。
    面白いヤツだぜ」