佐紀達が、荷物を持って、
ロビーに下りてくると、
三田と、マネージャーが、待っていた。

佐紀 「おはようございまーす」

   「おはようございまーす」

康子 「あら、早いのね。

    もう少し待ってから、
    呼びに行こうと思ってたんだけど」

三田 「コイツらは、早寝早起きの習慣が、
    ついているからな」

康子 「そう、偉いわね」

三田 「コーチをする条件として、
    最初に出したんだ」

梨沙 「最初は、大変だったんだから」

康子 「ハハハ、真面目に、やってるんだ。
    いいじゃない。
    その方が、中学生らしいわよ」

感心した顔で見ている、華子達

康子 「じゃあ、行きましょうか。

    男バスの子に、車、
    出してもらったから、
    みんな、それに乗って」

全員 「はーい」

荷物を担ぎ、ホテルを出てゆく佐紀達