翌朝、華子が目覚めると、
制服に着替えた、佐紀と千奈が、
窓際の椅子に座って、本を読んでいる

華子は、起き上がり

華子 「何時?」

佐紀 「あっ、おはよー。
    えっとぉ…、7時過ぎ」

華子 「早いのね。
    いつから、起きてるの?」

佐紀 「6時前、かな」

千奈 「私は、6時過ぎ。

    普段は、宿題、するんだけど、
    今日は、すること無いから、
    本、読んでるんだ」

華子 「へー、偉いのね」

佐紀 「本を読め。
    これも、コーチしてもらう条件の
    一つなんだ」

話し声で、歩美が目覚め、起き上がる

歩美 「うーーーん」

大きな伸びをして、しばらく、
布団の上に座り、ボーっとしている

ようやく、目が覚めたようで
目を擦りながら

歩美 「あれぇ、みんな早ーい」

佐紀 「もうすぐ、朝食だから、
    顔、洗ってきなよ」

華子 「うん」