部活~ウチら、バスケ部~中学編    スッペシャル


取り残された港北3人は、
佐紀の寝姿を見ながら

華子 「よほど、眠かったんだわね。
    もう、寝ちゃったわ」

里香 「何なの? この人たち」

歩美 「中学生の、カガミだね。
    真面目としか、
    言いようが無いじゃん」

3人、顔を見合わせて

華子 「じゃあ、私たちも、寝ましょうか」

里香 「そうだね」

歩美 「これじゃあ、起きてても、
    仕方ないじゃん」

華子 「じゃあ、寝ましょ」

隣の部屋へ行く里香

電気を消して、布団に入る華子と歩美

布団の中から、歩美が声をかける

歩美 「こんなに早く寝るの、
    小学校以来かな?」

華子 「そうね」

歩美 「何なの? この、真面目を
    絵に書いたような連中は」

華子 「コーチが教えているのは、
    たぶん、自己管理なんじゃない?

    一流のスポーツマンは、
    みんな、やってるわよ」

歩美 「ふーん、偉いじゃん」

華子 「私たちも、負けないよう、
    寝ましょ」

歩美 「うん」

なかなか寝付かれなかった華子達も、
何度も寝返りを打ちながら、
やがて、眠りに落ちていった