ゴールが、セットされる
華子 「じゃあ、アップ、行きましょうか。
佐紀!」
佐紀 「ハイ」
華子 「大会に出るのは、
あなた達なんだから、
あなたが仕切って、
やってちょうだい」
佐紀 「うん、わかった」
微笑む華子
華子 「そうよ、その調子」
里香 「港南の練習、見せてもらうからね」
佐紀 「じゃあ、フット・ワークから」
歩美 「えー、まだ、フット・ワーク
やってんの?」
華子 「文句、言わない」
歩美 「はーい」
ランニング・シュートをしていると
三田が、入って来た
全員 「こんにちはー」
佐紀 「集合」
全員、三田の周りに集まる
期待に満ちた目で三田を見る佐紀達
三田 「よし、港北のお陰で、リングが
使えるようになった。
しかも、オール・コートだ。
いろんな練習ができるぞ。
本当に、ありがとう」
三田は、華子達に、頭を下げる
華子 「いえ、そんな」
三田 「じゃあ、まず、時間がなくて、
教えられなかった、
プレス・ディフェンスをやる。
ちょうど、港北の皆も居るから、
コイツらが間違えてたら、
教えてやってくれ」
華子 「わかりました」
三田 「じゃあ、まずは、サークル3対3。
ボールに、2人行け」
全員 「はいっ」
3対3の練習が、始まる。

