次の日、学校廊下。
5人が、集まって、話をしている

佐紀 「千奈、どうだった?」

千奈 「もう、パパと、大喧嘩。
    家出してやろうかと、思ってんだ」

雅美 「ダメだよ、そんなの」

千奈 「脅し、脅し。本当に、出来る訳、
    無いじゃん」

雅美 「梨沙は、どうだったの?」

梨沙 「えっへん、私は、オッケーだよ」

千奈 「わっ、いいなあー」

梨沙 「へへっ、
    佐紀と一緒に勉強するってことで
    許してもらったんだ」

千奈 「あっ、それ、いい。私も、入れて?
    それで、パパに、もう一度、
    言ってみるから」

梨沙 「うん、いいよ」

友理 「それ、梨沙が言うトコ、ちゃうで」

梨沙 「えっ、そうなの」

佐紀 「私は、いいよ」

雅美 「私も、行こうかなあ」

梨沙 「うん、いいよ。やろう、やろう」

友理 「だからぁ」

チャイムが鳴る。
佐紀達は、慌てて教室に戻る

佐紀 「じゃあ、判ったら、
    連絡、ちょうだい」

千奈 「うん、わかった」

走って、教室に入る、佐紀達