友理が、甲陽高校の校門の横に立っている

佐紀が向うから来る。

手を振る友理

佐紀と友理が校門を入って行く

友理 「梨沙は?」

佐紀 「先に行くって。
    それで、番号が無かったら、
    こっそり帰るからって」

友理 「あれだけ、やったんやから、
    大丈夫やで。
    もう、心配性やな」

掲示板の所へ行く2人

掲示板の前には、大勢の人だかりがしていた

前のほうで、ジャンプしている女子がいる

友理 「あっ、あれ、梨沙やで。
    嬉しそうに、跳び跳びしてるわ」

佐紀が、ジャンプし、前を見て

佐紀 「ホントだ。受かったんだ」

人込みを掻き分け、梨沙の横に行く2人

佐紀 「梨沙ぁ」

梨沙 「あっ、佐紀。
    受かった、受かったよ」

友理 「よかったやん。
    じゃあ、ウチらも」

2人も、自分の番号を探す

佐紀 「あった」

友理 「私も」

冷静に言う、佐紀と友理

梨沙 「いいなあ、自信のある人は。
    私、もう、
    ドキドキだったんだから。
    やったー、やったー」

雅美と千奈も来る

梨沙 「あっ、千奈。どうだった?」

千奈 「あった!。受かってたぁ」

梨沙と千奈は、手を取り合って、喜ぶ