ガシッ
良介は奈津美の肩を掴んで言った。
「今は、あいつの事ほっとけ。泣いてるときはそっとしといたほうがいい。」
「(やっぱり、良介君って愛美のことが好きなのね。)うん。わかった。」
すると良介は笑顔になっていった。
「愛美には秘密にしとけよ。俺がこんなこと言ったなんて言ったら、「ウソー!」って返されるに決まってんだからよ。」
「うん。わかった。でも、これだけは答えてくれる?愛美の事好き?」
「ははは。なに言ってんだ。そんなこと・・・・・。」
良介は、笑ってごまかそうとしたが、できなかった。
なぜなら奈津美の顔を見て本気なんだとわかったからだ。
「あぁ。俺はあいつのことが好きだ。でも、あいつの態度見てたら、やっぱり俺は嫌われてんだな。」
「そんなことないよ。嫌ってるより、愛美は良介君のこと好きなんじゃないかな?」
「どうしてだ?」
「女の勘ってものよ。」
「そうか。ありがとな!」
良介は、走って帰ってしまった。
「分かるに決まってるでしょ?私は人の心の中が読めちゃうんだから・・・・。」


そのころ愛美は小さな公園にいた。
愛「なによ2人して・・・・。」
愛美は小さい公園を後にして、信号が青だったので渡った。
しかし。
             ひゅーー。どーん!
愛美は信号無視の車にぶつかり倒れてしまった。
             キーーーーーー!
信号無視の車はそのまま走って行ってしまった。
そういわゆるひき逃げというものだ。
通行人A「だ・誰か、誰か救急車と警察を!」
通行人B「はい!わかりました!」
そして数十分後救急車と警察が来て、愛美は救急車に運ばれていった。