カラン店
「案外良いところじゃない!ここならあの人と行っても別に大丈夫だよ。」
「うん!ここにしようかな?」
「ここにしなよ。奈津美。」
と・そのとき
「あー!バカ愛美だ!」
           ビシッ!
「誰が「バカ愛美」だって?良介。」
愛美のパンチがちょうど顔にヒットした。
「ほんとの事言っただけだろ?なのにパンチするなんてヒデー奴だな。」
こいつは西崎 良介(にしざき りょうすけ)私と同じ高校1年生で、サイテーなやつ。でもそんな良介のことが最近気になり始めている。
もう少し素直になろうって思っているんだけど。なかなかそれができないんだなー。
「それは逆でしょ?私がバカじゃなくてあんたがバカなの!」
「お前。いったなー!俺はバカじゃねー!」
「あんたがきずいてないだけじゃないの?どこからどう見てもあんたはバカよ!ね!奈津美?」
「へ?(急に話を私に振らないでよ。)・・・・・・・・・・・・。」
奈津美は愛美に話を急に振られてパニック状態になっている。
「ほら!奈津美だって、何も言えなくなってるじゃねーか。」
「わかった!もういいよ。奈津美まで私の敵になるんだったら・・・。」
愛美は涙を目にいっぱいためて奈津美と良介を睨んで、走っていってしまった。
「ま・愛美!待って!」