ダーモッドが2人の所へ血相を変えてやってきた。


「今のはなんだよ!?」


「ダーモッド!レオンがあの下にいるのっ 助けて!」


ティナが泣きながらダーモッドにすがりつく。


「ご主人様が!?」


ダーモッドが驚いている間にティナは崩れた瓦礫にふらふらとした足取りで向かう。


「ティナ様っ!」


「ティナ!」


アメリアとダーモッドは後を追いティナの腕をアメリアは掴んだ。


「どうしよう・・・・」


止められたティナは子供のように途方にくれた表情で崩れた瓦礫を見ている。


「大丈夫ですよ ご主人様は」


こんな事で死ぬわけがない。


アメリアは自分に言い聞かせるように言った。