そこには、息をきらす父の姿があった。 「あなた…ありがとう。…舞、お父さんね舞を探しに行ってくれてたのよ…」 嘘……。 お父さんが?? 本当に?? 「よかった…無事で…。」 又…体が熱くなる。 「ごめんね…お父さん…ありがとう」 お父さんもお母さんも優しく…微笑んでくれた。 二人に心配をかけてしまった自分が悔しくて…情けなくて…やりきれない気持ちになった。