「俺はクウォーター。祖母がアメリカ人やねん。」


そうなんだ。


「だからお顔の彫りが深いんですね。良いなぁ。」


「光、そろそろ車線変更した方がエエぞ。」


「分かった。」


そして一番右の車線から、真ん中の車線へ変更する光さん。


そのまま5分程、真ん中の車線を走り続ける。


「…光。左側走らんと、茜の居るトコ、もうすぐやで。」


「あ、車線変更って、そう言う事か。」


「どういう事やと思ったんや!」


「あんま良く分かってなかった。」


「あの、茜さんが…。」



「あ!」


二人の会話中、車は茜さんを素通りしてしまったのでした。


( ̄□ ̄;)!!