「ごめんなさい・・・直ちゃん。実は・・・」


怒られると思って、ヒヤヒヤした私達だけど、

話を聞いた直はお腹を抱えて笑ってた。


「あはははははぁ!全然知らなかったぁ!まさか隣でエッチしてたなんて!」

「壁に耳くっつけて、直ちゃんの声も聞こうと思ったんだけどなぁ?」

「そうそう!!でも、呼び出しで、廊下走ってったよね。カーテンの間から直と先生が見えて、すごく嬉しそうで安心したんだよ~!」



想像すると本当に可笑しかった。


私達がエッチなことしてる時、隣の音楽室では先生が直にプロポーズしてたんだもんね・・・



私は、たっくんと高校の中を歩いてみたかったってのもあるけど、

やっぱり一番は・・・直と先生の幸せな顔見たかったからなんだぁ。



この目でしっかりと見たかったんだ。


2人の新しいスタートの瞬間を・・・