―バタン… 隣の音楽室のドアが閉まる音がした。 「直~!!早く早く!!」 先生の声がした。 カーテンの隙間から 確かに見えた。 直の姿。 先生と直が 廊下を 走ってる姿… 「先生…待ってぇ!!!」 そんな嬉しそうな直の声を聞きながら、私とたっくんは 激しく求め合った。 カーテンの隙間から ハッキリ見えた。 「見えた・・・・よな。あれが噂の2人…」 真っ暗な視聴覚室で たっくんと甘い時間を過ごしながら 直と先生の幸せを祈った。