「友達でいいから…彼女じゃなくていいからぁ……そばにいたいよ。」



麗奈の言いたいことが


手に取るように理解できて……


俺、泣きそうになったんだ。





俺も


そう思ったから。





ゆかりが俺から離れていくと思った時……



怖くて仕方なくて……




会えなくなるくらいなら


無理して


笑って


友達を演じようと


思ったんだ。




やっぱり好きだから、

彼氏でいられないなら1番の親友になりたいって


思ったよ。




野間との恋の相談にでもなんでも乗ってやる。



ゆかりの前では決して涙は見せず


夜中に一人で涙を流す。



辛くても


そばにいたかった。