強くなりたい…
直と先生みたいに強い愛で結ばれたい…
抱かれても
抱かれても
安心できるのは…その時だけ。
掴んでいないと、どこかへ行っちゃいそうな気がする。
たっくんは後ろから私の胸を揉み、激しく突き上げる。
鏡の中で
目が合うのはとても興奮する。
こんなに近くにいるのに、
こんなに…一つなのに、たっくんの心を疑ってしまう自分がいる。
トイレに聞こえた、恵さんの声…
『タク!タクー!』
たっくんにその声が聞こえないように、
『たっくん…だいすき…』
大きめな声を出す。
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