よるさんと旦那さんと、2人の子供の後ろ姿…



俺の理想の家族だった。


あんな風に、ゆかりと俺と子供と…


幸せな家庭を…





ずっと願ってた。



だけど…




もう ダメなのかな。





明日が 怖い。



明日が来れば 結果がわかる。




わかんなくていい。




このまま淡い夢を見ていたい。





いつか


ゆかりと


こうして肩を並べて


雲の動きを見ながら…




そっと俺は


四つ葉のクローバーをゆかりに手渡すんだ。







そして、ゆかりはびっくりして泣き出す。



そんなゆかりを抱きしめて、俺は言う。



『俺と結婚して』






そんな日が来る?



ねぇ、四つ葉のクローバーさん…



あの時、君が姿を現してくれていたら…



俺とゆかりの未来は変わっていたかも知れない。





きっと、俺はまだケータイを持っていただろうし、

結婚資金を貯めよう…なんて話になり、車の免許もお預けになっていたかも知れない。





どうして、あの日



君は 俺の前に現れてくれなかったんだ?




俺が



まだ ちゃんとゆかりを幸せにできる男じゃなかったから?





それとも



ゆかりの運命の相手は



俺じゃないってこと?






明日までに、



君が姿を現さなかったら…




そういうことなのか。