どうして
そんなことしたんだろう…
信じようってあんなに頑張ってたのに･･･
それじゃ、疑ってますって言ってるのと同じだよ。
信じてるはずの
愛する人の携帯を
見てしまった私は、さっきまでの私ではなくなってた。
誰かに聞いたことがある。
『一度見ると、一生見ちゃうよ』
そんな重大なことだと思わなかった。
でも
見た人にしかわからない。
このキモチ。
絶対にもう見ないって心に誓っても、
一度見てしまった以上、また手が伸びるんだ。
私は
もう
戻れない場所にいた。
ごめんね
ごめんね
ごめんね
本当に許されないこと
してしまった。
嬉しそうに鼻歌を歌いながら
シャワーを浴びているたっくんに
本当に申し訳ない。
裏切った。
結局、強くなんて
なれないんだ。
弱虫で
嫉妬深くて、いつも不安な私のまま。
別れてた間のｺﾄ、聞いてしまってから…
私の心は破裂しそうだった。
本当は、苦しかった。
だけど、負けたくない･･･って思って、無理して強がってた。
本当は、泣きたかった。
たっくんを殴りたかった。
どうして、好きでもない女の子とキスしたの？
どうして、キャバクラなんか通ってたの？
どうして………
