夕焼けがだんだんと夜になっていく様子を見ることが出来た。



窓際の一番端の特等席は、眺めが良い。



コーヒーをおかわりする時に、さっと上げる右手が好き。


熱いコーヒーを、フ~…とするたっくんの息が私の顔に届く。


苦いような良い香り…


タバコに火をつけ、灰皿に手を伸ばす。


下を向いたり、天井を見たり、窓の外を見たり…



たっくんの全てをただ見てた。





一生懸命話してくれた。




それが、嬉しかった。



心って伝わるんだって思ったよ。




気持ちを込めて、相手にわかってもらおうと話すと、

不器用でもへたくそでも…ちゃんと伝わるんだね。




胸が温かくなったんだ…



たっくんがもっと好きだと思った。