だけど…この空気を壊したくなくて、俺は昔みたいにキスをした。
前に一度来た事があるこのラブホは、タバコとトイレの消臭剤の香りがした。
部屋に入っていきなりキスをした俺を、優しい眼差しで見つめるゆかりは、俺の腰に手を回す。
俺は、エッチする前に話しておきたいことがたくさんあった。
だけど、話すと…また泣かせてしまいそうだったから…
エッチした後のラブラブな時間に、話そうって思った。
それは、ただ逃げてただけなのかもしれない。
俺は部屋の電気を一段階暗くして、キスを続けた。
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