見た瞬間に私は見事に心を射抜かれていた。
擬音語で言うならば正に“ズキュン”って言うのがピッタリだ。
白衣を纏い、少し茶色みがかった短い髪。同じような色の優しげな瞳。
歳はきっと私と同じ年。もしくは1つか2つ年上の人。
それは見事なまでの一目ぼれ。こんなベタな出会い方もあるんだな、と実感する。
「えっと、じゃあ僕はこれで……」
その言葉と共に去っていく私の王子様、もとい白衣の男の人。
白衣って事は此処の職場の人って言うのは分かったけれど、
(私の職場は研究所。そこで私が何をしているかって? 内緒)
何処の誰かなんて分からない。毎日同じ場所にいるのに、存在に気付かなかったなんて。
不覚。
擬音語で言うならば正に“ズキュン”って言うのがピッタリだ。
白衣を纏い、少し茶色みがかった短い髪。同じような色の優しげな瞳。
歳はきっと私と同じ年。もしくは1つか2つ年上の人。
それは見事なまでの一目ぼれ。こんなベタな出会い方もあるんだな、と実感する。
「えっと、じゃあ僕はこれで……」
その言葉と共に去っていく私の王子様、もとい白衣の男の人。
白衣って事は此処の職場の人って言うのは分かったけれど、
(私の職場は研究所。そこで私が何をしているかって? 内緒)
何処の誰かなんて分からない。毎日同じ場所にいるのに、存在に気付かなかったなんて。
不覚。


