4限目終わりのチャイムが鳴り、オレは軽い足取りで教室を出た

「悠介ぇ…ごきげんやなァ?」

そこには友達の亮が立っていた

「さては美優ちゃんに会いに行くんやろ?」
「あらまァ…分かりますぅ?」

オレは両手を頬につけ照れたポーズをとる

「なんやねんそれ…
めっちゃキモイから!!」
亮はオレの肩にパンチをいっぱつ入れると茶化すように言った

「はよ行き
美優ちゃんの手作り弁当が待ってるんやろ?」

(せやった!!
こんなとこで油売ってる場合やなかった)

オレは亮と別れて走り出した